2013/05/11
最近改めて読み返しました。初めて読んだのは小学生のときでした。昭和六十二年だもんな。小学生でよくこんな難解な本を読破したなと我ながら感心します。ストーリーは単純明快なのですが、明治から昭和にかけての歴史上の人物が多数登場し、出てくる単語や魔術用語がとても難しかった(当時は)。
当時この作品が私に与えた衝撃と影響は計り知れません。
各巻末に魔術解説が収録されていて、知らない言葉が出るたびにここを見ていた記憶があります。でもそういう得体のしれない妖しい雰囲気に最高にそそられるいやな小学生でした。今でこそよく耳にしますが、当時はまだ奇門遁甲や風水、式神とか密教などは真新しく、オカルトブームのきっかけになった作品ではないでしょうか。「孔雀王」なんかも流行って「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」って言いまくってたのを恥ずかしくも思い出します。
実家には五巻からしか残っていなくて、調べたら最近装丁を変えて出版されておりました。第壱番と第弐番がちょうど見つからなかった一巻~四巻に相当していたので再度購入して読みました。
劇場版の「帝都物語」「帝都大戦」も面白かったのですが、原作を読むと内容が濃すぎて、映画はどうしても薄っぺらく感じてしまいますね。劇場版もほんとに好きなんで、「別物」と思うようにしています。
今読み返して面白かったのが、八巻以降は未来編となり、出版された昭和六二年以降の未来の話として物語は進みます。平成になる前なので昭和がそのまま続き、「昭和七三年」が舞台になってしまいます。当時は未来を思い描いて読んでいた作品が今読むとまるで平行世界の物語を読んでいるような気がして、とても不思議な気分になりました。本当に加藤保憲は存在して加藤が介在したことで今自分が生きている平成とは違う世界がどこかに本当に存在して続いているのではないかというような妄想をついしてしまいます。
続編の「戦争編」「大東亜篇」「維新国生み篇」という作品もあるようなのでこれも近々読まなくちゃいかんなと思っております。それと腹中虫にはくれぐれも気を付けましょう(笑)
加藤ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!
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タグ: 荒俣宏
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