2013/05/29
子どものころに「本を読んでワクワクする」っていう感情を教えてくれた一冊。もっとも小学校のときに読んだのは、児童向けにアレンジされたハードカバーの本で図書館で借りて読んでましたが。多分この「十五少年漂流記」と「海底二万マイル」あたりが、小学校時代の読書癖に多大な影響を与えたんだと思ってます。最近の古典文学を読みたい症候群と、どんなお話だったかきれいさっぱり忘れてしまっていたので、大人用のちゃんとした本を購入して読みました。
今読むと、正直無理が有りまくりだと感じるし、先が読める単純な展開だけど、現代の物語の展開が複雑すぎるのであって、当時はそれで十分だったし、それだけ子どもの冒険譚の王道をいくストーリーだということなのだと思います。
展開は単純かもしれないけど、そもそもストーリーがやっぱり面白い。こんな発想できない。「海底二万マイル」(後日感想を書く予定)もそうなんですが、ヴェルヌさんって空想で物を書く人じゃなくて、科学の思考で物を書く人だということが良くわかるし、その知識がストーリーをより深くしていると思います。
最近の複雑化した難解な物語を読む前に、子どものうちに読んでおいてほしい物語ですね。大人になっても子どものころの気持ちを思い起こさせる不思議な気持ちになれると思います。ちなみにこの表紙の絵が大好きです。
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タグ: ヴェルヌ
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