2013/05/06
話題になってからかなり年月が経ってますね。当時は本屋に平積みにされてたり目についいたので、タイトルや表紙はよく覚えていて、読みたいなと思っていながら今日に至ってしまいました。舞台化されたため最近もまた巷の話題になっているようです。調べると2007年にはドラマ化もされてたみたいで、ちょっと見てみたい気もしてきました。
体の弱い長崎屋の跡取り息子「一太郎」が巻き込まれる事件を中心に物語は進みます。長崎屋の手代の二人「佐助」と「仁吉」は一太郎を守るために祖父がつれてきた相当力の強い妖。事件の裏には一太郎の出生の秘密も関わってきて一気にクライマックスに向かいます。周りから守りに守られた若だんなが、それ故に持ち得たやさしさや強さが巧みに伝わってきます。
面白かったです。読む前は勝手に「百鬼夜行」みたいな物語を想像していたのですが、サスペンス的物語と展開に意表をつかれました。謎解きからクライマックスまで急に駆け足で進んでいくような印象があったのと、「百鬼夜行」を想像していただけにもう少し妖がたくさん出てくるといいなと思ったのですが、軽快な文章でサクサク読めました。妖の姿を思い巡らすと想像力が掻き立てられます。集中いたら1日~2日で読めるのではないでしょうか。
鳴家(やなり)に会えたら頭をなでなでしてあげたいです。
シリーズがほかにもあるようなので別の機会に読みたいと思っています。
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